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港に灯がともる

富田望生 初の主演映画
みんなもろい 街も、家族も、 わたしの心も
第37回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now部門 正式出品
阪神・淡路大震災から30年――2025年1月17日公開
富田望生 
		伊藤万理華 青木柚 山之内すず 中川わさ美 MC NAM 田村健太郎
		土村芳 渡辺真起子 山中崇 麻生祐未 甲本雅裕
		監督 安達もじり
		脚本 川島天見・安達もじり(NEP)
		製作:ミナトスタジオ 配給:太秦
		©Minato Studio 2025  映倫:【2025年/119分/DCP/日本】
阪神・淡路大震災から30年――2025年1月17日公開
ムビチケ

予告編

INTRODUCTION

圧倒的な取材量を基に、アフター震災世代をリアルに描くオリジナルストーリー

本作は2021年に公開した『心の傷を癒すということ 劇場版』を契機に、表情豊かな港町・神戸から世界へ響く映像作品を届けようと立ち上げられた「ミナトスタジオ」の船出作品。主人公・灯の苦しみや葛藤、成長を見事に演じ切ったのは今作が初の映画主演作となる富田望生。監督は、20年以上にわたり、NHKの演出家として「カムカムエヴリバディ」など数々のドラマを手掛けてきた安達もじり。神戸で暮らす人びとへの膨大かつ綿密な取材を基に、震災後をリアルに描くオリジナルストーリー。

震災を知らないわたしの物語
震災を知らないわたしの物語
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STORY

1995年の震災で多くの家屋が焼失し、一面焼け野原となった神戸・長田。かつてそこに暮らしていた在日コリアン家族の下に生まれた灯(富田望生)。在日の自覚は薄く、被災の記憶もない灯は、父(甲本雅裕)や母(麻生祐未)からこぼれる家族の歴史や震災当時の話が遠いものに感じられ、どこか孤独と苛立ちを募らせている。一方、父は家族との衝突が絶えず、家にはいつも冷たい空気が流れていた。ある日、親戚の集まりで起きた口論によって、気持ちが昂り「全部しんどい」と吐き出す灯。そして、姉・美悠(伊藤万理華)が持ち出した日本への帰化をめぐり、家族はさらに傾いていく――。なぜこの家族のもとに生まれてきたのか。家族とわたし、国籍とわたし。わたしはいったいどうしたいのだろう――。

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CAST

STAFF

監督・脚本 安達もじり

ドラマ番組ディレクター。主な演出作品は、連続テレビ小説「カーネーション」「花子とアン」「べっぴんさん」「まんぷく」「カムカムエヴリバディ」、大河ドラマ「花燃ゆ」、土曜ドラマ「夫婦善哉」「心の傷を癒すということ」(第46回 放送文化基金賞最優秀賞受賞)「探偵ロマンス」、ドラマスペシャル「大阪ラブ& ソウル この国で生きること」(第10回放送人グランプリ受賞)など。

脚本 川島天見

20歳頃から独学で脚本を書き始め、ドラマの制作現場でディレクター業務の経験を積む。作品が映像化されるのは今作品が初となる。

音楽 世武裕子

広島・パリを拠点に活動する映画音楽作曲家、音楽家。現在上映中『ミッシング』『湖の女たち』の他、映画『カラオケ行こ!』TVアニメ「ミギとダリ」など話題作を多く手がける。安達もじり監督とはNHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」TV・劇場版『心の傷を癒すということ』に続き、三作目。言葉を視覚的に立ち上がらせる類まれな色彩感覚を持ち、森山直太朗、いきものがかり、坂本美雨など様々なアーティストの編曲を行ったり、名曲を自身の演奏で再構築する「あなたの生きている世界」シリーズ(音源)を不定期に発表している。

エグゼクティブプロデューサー 大角 正
プロデューサー
城谷厚司 堀之内礼二郎 安成洋
取材 京田光広
アソシエイト・プロデューサー
京田光広 坪内孝典
監督補 松岡一史
美術 石村嘉孝
撮影 関 照男
照明 大西弘憲
録音・整音 高木 創( J.S.A.)
音響効果 荒川きよし
制作担当 姜 勇気
記録 木本裕美
編集 安澤優弥
美術プロデューサー 坂口大吾
衣装 横山智和
ヘアメイク 野村雅美
持道具 荒木 功
装飾 田村正之

ABOUT US “MINATO STUDIO”

関西に縁のある有志が集い、神戸を本拠地として2023年に立ち上げたスタジオ(映像制作会社)です。私たちは、2021年から映画「心の傷を癒すということ」の上映活動を日本各地で続けてきました。そして、阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめとした災害で今もなお苦しんでいる人々が大勢いらっしゃるということ、そして映画がその方々の心に寄り添い、「癒し」になっていることを感じてきました。

戦争や災害、病気など、様々な苦しみが絶え間なく襲ってくる現代において、人の心に寄り添う映像作品を作ることで、その苦しみをやわらげ、生きづらさを減らすことができるのではないか。そういう作品を作り、日本中、そして世界中に届けていきたい、というのが私たちの願いです。

精神科医・安克昌さんはその著書「心の傷を癒すということ」の中で、「今後、日本の社会は、この人間の傷つきやすさをどう受け入れていくのだろうか。傷ついた人が心を癒すことのできる社会を選ぶのか、それとも傷ついた人を切り捨てていくきびしい社会を選ぶのか……」と問いかけました。

人々が寄り添い合いながら心を癒すことができるあたたかい社会の実現を目指し、それに貢献する映像作品を、日本、そして世界に向けて作り、届け続けていきます。